卒園のプレゼントを考えるとき、「先生に何を渡せば本当に喜ばれるんだろう?」「形に残るものがいいのか、実用的なものがいいのか…」と悩む人はとても多いと思います。
私自身、保育園で役員を経験し、実際に卒園時の先生へのプレゼント準備に関わりました。その中で選んだのが、子どもたちと保護者の気持ちを形にした手作りのアルバムです。
準備は大変そう、手作りはハードルが高い、そう思われがちですが、やってみて分かったこと、やってよかったこと、逆に気をつけてよかった点もたくさんありました。
この記事では、実際に先生に渡したアルバムの内容や作り方、準備の流れを、役員目線・体験談としてまとめています。
これから卒園プレゼントを考える方が、無理なく、自分たちに合った選択ができるヒントになれば嬉しいです。
卒園時の先生へのプレゼント全体の考え方や選び方については、前回の記事で詳しくまとめています。
よくある悩み
- 先生へのプレゼント、何が正解なのか分からない
- 高すぎると気を使わせそうだし、安すぎると失礼に見えないか不安
- 個人で渡すのか、クラス全体でまとめるのか迷う
- 形に残るものと、消え物のどちらが喜ばれるのか決めきれない
- 手作りにしたい気持ちはあるけれど、準備や負担が心配
実は、私たちの園では卒園時に先生へアルバムを渡すのが例年の流れでした。ただし、どんな内容にするかは各学年に任されていて、細かい決まりはありません。
アルバム以外の選択肢や、具体的なギフト例については、こちらの記事で紹介しています。
実際に渡したアルバムの中身
私たちの学年で意識したのは、先生にとって負担にならず、保護者も無理なく参加できる形にすることでした。
① アルバムの基本構成
アルバムは、1ページに1人ずつ、子どもの写真とメッセージを入れるシンプルな構成にしました。さらに先生が見て、楽しめるように先生との集合写真や子供達の描いた絵なども入れました。
- サイズはポストカード1枚分
- 写真+メッセージ(親・子自由に)
- 装飾は各家庭自由(アルバムに入れるため凹凸が出るものは不可)
👉 最初に共通のポイントをまとめておくとまとまりが出ます。
② 保護者にお願いした内容
各家庭にお願いしたのは、写真1枚と、ポストカード1枚分のメッセージだけです。
写真は子供のみで(兄弟OK)大きさはポストカードに収まっていればOK。色やデザインに迷わないよう、ポストカードはこちらで配布しました。
③ 子どもが主役になる工夫
まだ小学校入学前ということもあり、メッセージは保護者が書く家庭も多いと思ったので、自分の名前だけは子供達自身で書くようにお願いしました。
この形に決めた理由|何に悩んで、どう選んだ?
アルバムの内容を決めるときに私たちが考えたのは、「先生にとって嬉しいか」と同時に、「保護者にとって無理がないか」という点でした。
① 保護者の負担が偏らないか
一番気にしたのは、家庭の負担が最小になることです。
保護者間のやりとりはLINEで行いました。ポストカードの配布や回収は保護者が保育園の行事に合わせて集まる日に全て行うことで、プラスで集まる日を設けることはしませんでした。
② 準備に時間がかかりすぎないか
卒園前は行事や私生活も忙しく、役員側も作業時間を多く取れない時期でした。作る側が大変すぎると、気持ちにも余裕がなくなってしまいます。
先ほどアルバムの基本構成で触れた、子供達の描いた絵は事前に絵(内容自由)を書いてくれる子はいませんか?と声をかけておき、書いてくれることになった子にはプラスしてポストカードを配布したり、表紙などもできる人を募る形で行ったところ、押し付け合ったりすることもなく、自然と参加してくれる方がいて、スムーズに作業がまとまりました。
役員側で全部やらなくては!ではなく、声をかけることで作業分担をすることに成功しました。
③ 先生が受け取りやすい形か
先生にとっても、持ち帰りやすく、後から見返しやすい形を意識しました。大きすぎるものや保管に困るものは、かえって負担になってしまうこともあります。
当時の園長先生に、もらえたらもちろん嬉しい。でももらえなかったから悲しいとか、そういうことはないですよ。という言葉をいただきました。
保護者として、子供たちのことを忘れないでほしいという思いもありますが、今までもたくさんの園児を見送ってきた先生。そしてこれからもたくさんの園児を見送っていく先生。だからこそ、たまに手にとって眺められるコンパクトなアルバムを選びました。
役員(4人)として実際にやったこと
実際には、次のようなことを役員で分担して進めました。
- 各家庭への連絡文の作成
- ポストカードの回収・確認
- 名前の表記や順番のチェック
- アルバム制作とラッピング(ポストカードを入れる)
- お金の回収と報告書の制作
- 最終確認と先生へ渡すタイミングの相談
こうやって箇条書きにするとたくさんあるように感じますが、私たちは卒アルの制作と同時並行していたこともあり、全ての作業を変わりやすく計画を立てて行いました。
- 各家庭への連絡は全てLINE。文書で作成し、LINEで配布することで紙での印刷、配布の負担、印刷代をゼロに。また、配布、回収、集金を行う日は全て先に決め事前に連絡しました。
- 配布や回収、集金は運動会や発表会など(園の行事)で行いました。(事前に行う済みですが、3日前や当日朝にも連絡しました。)
また、配布時にお休みだったり、回収時に遅れたりすることも念頭に入れた計画も大事です。実際そんなこともありましたが、役員の中で実際に会える保護者の方に声をかけたりして、慌てずに対応できました。
気をつけたこと
全ての行動に先生を挟まないことです。
保育園は登園も帰宅時間もバラバラなので、保護者全員と会うのは普段は無理です。なので、先生にお願いして配布や回収をすれば間違いありませんが、それは先生の負担が増えるだけです。まして、保護者間でのお金のやりとりに先生を挟むのはNGです。
自分たち保護者だけでできない時点で、すでに負担が大きすぎていると考えると良いかもしれません。
こうした役員側の動きも含めて考えると、アルバムは「準備する側」「受け取る側」どちらにも無理のない選択だったと感じています。
小規模園の場合はどうだった?
子供達が卒園した小規模園でも、先生へのプレゼントについて考える機会がありました。
小規模園は担任制ではなく、先生全員で全体を見てくれたので園に渡すプレゼント、という視点で考えました。同じ学年の4人で小さな色紙に、やはりここでも子供の写真、そしてまだ3歳という子供達の卒園でしたので、メッセージは保護者が記入、子供達は絵を書くという形で渡しました。
プレゼントに関しては個人から渡しました。(姉妹で大変お世話になったので)先生たち個人ではなく、園に渡すことを考えて先生たちが普段子供達への制作で使用していたカラーペンをプレゼントさせていただきました。
園の規模や雰囲気によって、先生へのプレゼントの形は変わりますが、「無理のない範囲で気持ちを伝える」という点は共通していました。だからこそ、他の園のやり方に合わせすぎず、自分たちの園に合った形を選ぶことが大切だと思います。
まとめ
卒園時の先生へのプレゼントは、「何を渡すか」よりも、「どんな気持ちをどう伝えるか」が大切だと感じています。
私たちの園では例年アルバムを渡していましたが、内容は各学年に任されていたため、先生の負担にならず、保護者も無理なく参加できる形を意識して準備しました。写真1枚とメッセージというシンプルな形にすることで、気持ちはしっかり伝わり、準備する側の負担も抑えられたと思います。
また、小規模園での経験からも分かるように、園の規模や雰囲気によって最適な形は変わります。大切なのは、他と比べすぎず、その園に合った方法を選ぶことです。
先生へのプレゼント選びで迷ったときは、無理なく続けられて、あとから振り返ったときに温かい気持ちになれるかを基準に考えてみてください。きっと、それが一番喜ばれる形につながるはずです。




